秋山監督の思い出

ソフトバンク、秋山監督優勝おめでとうございます!そして見事な引き際でした。
そこで僕が昔体感した秋山監督のお人柄のエピソードをお話します。

その昔カメラマンになりたての僕が取材に行った先は西武ライオンズの自主トレ。
冬寒いその時期、まだほとんどの選手が始動していないタイミングながら上司からの嫌がらせ的な「絵を作ってこい」の命令。誰もいないと諦めながら所沢の第二球場に行くと他社カメラマンすらいないそこにただ一人秋山選手の姿が。

秋山氏「新人かい?まだ誰も来ないよ」

僕「いえ秋山選手を撮りに来たんです(汗」

秋山氏「走りにきただけだけど…」

と会話を交わしておもむろに走り始めた秋山選手。ただのジョギングは絵になりにくいと半ば諦めモードでカメラを向け続けるとあっという間に走るのをやめてコースアウト。

上司に怒られに帰るかと諦め掛けたその時サッカーボールを持った秋山選手がグランドに再登場したのです。おもむろに壁に向かって黙々とサッカーボールを蹴り続ける秋山さんを必死に撮影。駆け出しカメラマンに黙って絵を作ってくれたのは言うまでもありません。

普段からあまり多くを語らない寡黙な秋山さん。その静かなお人柄と正反対の見事な有終の美、本当にお疲れ様でした!

カテゴリー: イベント, パーマリンク

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